専門学校で赤点を取ってしまうとどうなるのか

専門学校で知識や技術を学び、専門的なスキルを使って働いていきたいと考える人も増えました。しかし、いざ専門学校に通うとなるとかなりハードなカリキュラムで色々な勉強をしなければなりません。もし、試験で赤点を取ってしまったらどうなるのでしょうか。

中学校や高校、大学などとの違いがあるのかを確認しておきましょう。

一般的には赤点が一つでもあると留年

専門学校ではその学校や選んだコースで特化している専門の知識や技術を習得させることを目的としてカリキュラムを設定しています。基本的には即戦力となれるような人材を育て上げることを目指しているため、座学だけでなく実践的な教育も受けられるのが特徴です。

多岐に渡る授業を受けられるのは魅力的ではあるものの、得手不得手もあるので赤点を取ってしまいそうな科目が出てきてしまうことも稀ではありません。それでも必死に勉強したり、作品の制作などに取り組んだりしてボーダーラインを越えられれば無事に進級し、最終的には卒業することができます。

しかし、一つでも赤点になってしまった科目があると留年になります。専門学校では二年から三年程度のカリキュラムになっていることが多く、進級できなかったり、最終学年で卒業できなかったりしたときにはもう一年通わなければなりません。

また、選択制になっている専門学校の場合には必修科目は全て合格し、選択科目は必要単位数だけ取得できればいくら赤点があっても構わないという場合もあります。しかし、多くの専門学校ではカリキュラムが厳密に決められていて、必須科目だけでスケジュールが組まれているため、一般的には赤点を取ったら落第と考えなければならないのが実情です。「関連サイト … 専門学校 … 大原学園

小学校や中学校のように義務教育ではないので容赦なく留年を言い渡されることになるでしょう。その点では大学と考え方が近く、しっかりと学んで専門的な能力を身につけた人にだけ進級や卒業を認める形になっています。

留年していられる期間は専門学校によって違う

留年してしまってももう一年通ってその科目を合格できれば問題なく進級あるいは卒業することができます。

しかし、もう一度赤点を取ってしまったらどうなるのかと気にかかる人もいるでしょう。二年目、三年目とずっと同じ学年で学び続けられるのでしょうか。

留年していられる期間は専門学校によって異なるので、入学する前に規定を確認しておきましょう。留年をそもそも認めていない学校もあれば、授業料さえ払えば何年でも通える学校もあります。特に、規定上は定めがないケースが目立つため、その気になれば何年でもいられる専門学校が多いと認識しておいて問題ないでしょう。

追試があるかも学校によって異なる

高校は義務教育ではないので留年するリスクがありますが、実際にはほとんど留年している人はいません。出席数が足りなかったり、留学を希望して休学により留年することになったりする人はいます。しかし、試験の成績が悪くても結局は進級、卒業ができてしまうことが多いのが実情です。

これは本試験で赤点だった人も追試によって何とかリカバリーできる状況を作り出しているからです。このようなフォローが専門学校でも受けられるのでしょうか。追試が行われているかどうかは専門学校によって異なるのが実態です。

追試を行わなければならない義務は専門学校側にはありません。例えば、追試によってできるだけ多くの人が速やかに卒業できるようにし、多くの人材を輩出している専門学校として知名度を上げることもできるでしょう。しかし、追試でなければ合格できない科目がたくさんあるような人を卒業させてしまうと、あまり役に立たない人材を現場に送り込んでいる専門学校だと思われてしまうリスクもあります。

それなら追試は一切行わず、しっかりと勉強して実力を付けた人だけを卒業させるというシステムにした方が良いと考えることもできるでしょう。どちらの立場を取っているかは専門学校ごとに異なるだけでなく、同じ学校の中でも科目によって異なる場合もあります。

専門家としてその科目が重要かどうかに応じて追試を行うかを決めたり、科目の性質から考えて追試を行って十分に点数を取れれば問題ないと捉えられるものは追試を実施する形にしていたりするケースも多いのです。

赤点になった科目のフォローの仕方も統一性はない

赤点になった科目があるときに留年を決定する前にどんなフォローをするかも専門学校によって異なります。塾や予備校などでは希望すれば集中講義などを受けて苦手な部分をフォローしてもらうことができるでしょう。高校でも赤点になった科目について補修を行った上で追試をするというケースもあります。

このような手厚い対応をしている専門学校もないわけではありませんが、少数派なのが現状です。基本的には自ら学ぶことを重視している専門学校が多く、手取り足取りして知識や技術を習得させようと努力してくれるわけではないのです。

ただし、専門学校でもオプションとして自主的に講座を申し込み、苦手な部分を補えるようにしたり、自分が興味のある科目を学んだりできることがよくあります。このようなオプションの授業は赤点からのリカバリーに直接影響することはなく、あくまで本人が学びたいなら学べる機会を提供するというスタンスで開講されています。

基本的には赤点になった科目のフォローは自分で行わなければならないと考えましょう。ただ、フォローの仕方には統一性があるわけではありません。きちんとしたフォローをしてもらえる専門学校もあるので、赤点を取ったときに自分で勉強できるのかが心配なら手厚い対応がある専門学校を探しましょう。

専門学校では遊べる時間はあるのか

赤点になって自主退学する人もいる

赤点になってしまうと自信を喪失してしまう人も多く、自主退学する人もいることは覚えておきましょう。学費もかさんでしまうことになり、本当に学び続けて良いのかどうかで悩んでしまいがちなのです。場合によっては別の専門を選んで学校に通い直した方が良いこともあります。

赤点になってしまったときには、このまま留年して通い続けるべきかどうかはよく考えてみましょう。是非とも専門家としての知識や技術を身に付けたいのなら気持ちを入れ直して学ぶのが賢明です。しかし、そこまでその専門分野にこだわりがないのなら、もっと適性のある分野はないかと探してみた方が、仕事をするための能力は速やかに身につくかもしれません。